ksamemo

置き家具のデザイン

昨年末から春にかけてとある個人住宅のための置き家具をデザインさせて頂く機会が有りました。デザインしたのは数種類のテーブル・サイドテーブル・椅子・大小ソファ・ベッドなどです。
すべてがオリジナルデザインでしたが、世の中に既製品が溢れている中で家具のデザインを考えることは、とても難しい一方でとてもやり甲斐のあるものでした。
例えばソファデザインでは製作メーカーに行って色々なクッションや仕上げ材を見て・感じて・考えながら色々な仕様を決めていきましたが、その道のプロであるメーカーの担当者とのディスカッション自体がエキサイティングで多くの学びもありました。
最終的には建築側(建築も弊事務所が設計)と素材や仕様を合わせることで置き家具なのに建築の一部のように感じられたり、カーテン類等も含めた色のコーディネートをすることでトータルとして空間をまとめることが出来ました。
また一方でシーンに応じて生地の肌触りや機能性・クッション性も意識的に変えていたりと細かい配慮も行なっていたりもしています。そんなことを考えながら皮膚に近い感覚で想像しながらデザインする過程が心地良いプロジェクトでした。
後日クライアントからは「細かいところまでよく考えられていることが使ってみて分かりました。」と嬉しいコメントを頂きました。
出来上がった家具の写真等はまた機会がありましたら。。。

サウナの設計について

サコタ(2023)サウナ小屋の計画です。デザイン設計監理を担当しました。実験や改良を重ねながら概ね完成したのは昨年ですが、先日初めて体験してきましたので少しだけご紹介させて頂きます。
オリジナルタイル・オーナーが開発したミスト発生の仕組み・県産材のヒノキの香りも非常に良く、しっかりと温度が上がる計画とその温度に耐えられる設備や仕上げの仕様もサウナならではです。
ロウリュウサウナからの水風呂からの外気浴、そしてととのい。やはり最高ですね！
ちなみに今も別のタイプのサウナを設計中です！

用途変更の確認申請

彦島の障がい福祉サービス事業所ブルーファーム(2024)
元生命保険会社のオフィスを福祉作業所へ用途変更した事例です。近年は福祉系の施設が増える中で建物のストック(空き物件等)も増えていますが、こちらの事例は用途変更の確認申請を経てオフィスを福祉作業所にするお手伝いをさせて頂きました。こうした事例の多くは新築の確認申請よりも現地調査や法規確認に時間が掛かったり、費用面含めて用途変更が可能かどうかの判断がつきにくい場合も有りますので我々専門家であっても慎重に検討を進めることになります。
用途変更のご相談も随時お待ちしております。

長府K邸の断熱改修

長府K邸の断熱改修(2024)

お引き渡し前の一部分のスナップ写真になります。マンション1室の全面改修で、クライアントの家族構成に合わせてプランを大きく見直すと共に、外壁面を中心にウレタン断熱施工を行っています。室内の主な壁面・天井面は湿度を調整してくれる特殊な塗料でクライアント自らDIY施工しています。

本年も宜しくお願い致します。

2024年もあっという間に半月が経ちましたが、

皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。

なかなかブログを更新できておりませんが、現在マンション1戸の全面断熱リノベーションや別荘的な使い方の住宅の全面リノベーション、福祉施設の用途変更工事やサイン工事の施工が2月・3月の完成に向けて佳境を迎えています。

今年も昨年同様に粛々と建築に向き合い学び・地道に取り組んで参りますので、皆様からの各種建築やインテリアの設計に関するご相談をお待ちしております。

鈴木浩介建築設計事務所　代表　鈴木浩介