人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011年業務開始のご案内
2011年業務開始のご案内_e0125700_17303674.jpg

赤間神宮に初詣に行きました。

2011年・弊事務所は本日より業務を開始致しました。
今年も、建築および・ものづくりに精進致しますので皆様、よろしくお願い致します。

下関に本拠地を移転して約一年半ですが、下関の都市計画やまちづくり、設計やデザイン業界に対して思う事が色々でてきました。

本州の端に位置し目前に九州があり、瀬戸内の周防灘から日本海側への響灘まで続く豊かな風土・海の幸と多くの名産品、造船などの技術・源氏と平氏・巌流島や高杉晋作をはじめとした多くの歴史遺産、韓国人街のようなグリーンモール商店街、クジラ漁で栄えた漁港付近には松田優作の故郷があるなど様々な要素のある下関戸いう街。

人口30万人程の街は歴史的にみても産業的にみてももう少し魅力的な街にできるはずだったのではないかと思う事が多い。それに加え道路計画や都市計画やまちづくりや公共施設の在り方の多くが単体的で総合的になっておらず、住み手にとっても観光客にとっても中途半端であり残念な街づくりとなっている。短期的であり長期的、ミクロ的でありマクロ的な視点を持った長がいなかった結果ではないか。

同時に、郊外型のショッピングモールの出現は駅周辺の空洞化を生み出し、ますます人が街を歩かない状況にある。郊外型ショッピングモールは大抵の場合、天候に左右されない立体型無料駐車場を有し、その中で様々なことが成立してしまう。娯楽・買い物・食事・暇つぶしなどである。こういったものはインターネットモールと同様、非常に便利ではあるが、その中で多くの事が成立してしまうという一見便利でありながら、非常に怖い存在でもあるのである。こういったモールは都市計画やまちづくりとは完全に切り離されていて閉じた空間の中で利便性を成立させてしまっており、周辺商店の過疎化や中心市街地の空洞化を押し進めている。

そういった中で駅や中心市街地のデパードでは単体での店舗改装や新店舗計画を未だにしている現状があり、ショッピングモールと同じレールで勝負している不可解な状況にある。駅ビル計画や海響館周辺の再開発はもはや単体での効果やデパート的な計画ではなく、長期的に周辺環境の相互作用を考えた動線をもった計画・目前にある海などの自然環境を生かした魅力的な建築計画が必要ではないか。もはや多くの名産品がインターネットで手に入る時代、その場所が記憶となりもう一度訪れたくなる場所性を造る必要がある。それは単なる利便性やハリボテのような建築ではなく、その場所のことをどのように読み解き、イベント・都市計画や建築計画・名産品のブランド化に入れ込むかが重要であろう。

ただ、こういった文章を並べる事自体は比較的容易なことで、実際にどのようなアプローチでアクションを起こして行くのか、実際に動くかが重要である。同年代の事業者の話を色々と聞きながら考えて行きたいと思う。

今年は自分の暮らしている都市の良さが引きだせる様に、微力ながら何かしらアクションを起こして行ければと考えております。よろしくお願い申し上げます。 
代表 鈴木浩介
by ksa-memo | 2011-01-05 17:28 |
<< 九州鉄道記念館 中村屋さんのクリスマスケーキ >>