


先日、小野分校でのワークショップ「バードハウスプロジェクト」に指導員として参加しました。
今回は参加費の負担が大きくならないように建設会社の所有していた端材・残材を利用して鳥の巣箱をつくるというワークショップでした。
大小厚さや反り方が違う材料の用意になりましたので、始める前はその点が少々不安材料だったのですが、逆にそういった条件だからこそ様々なデザインの巣箱ができたのではないかと感じました。反りも無く加工し易い厚さの統一された材料を用意していないことがとても良い点だったように思えます。(心配でしたので図面やプレカットも幾つかは用意していました)
一般的なものづくりのワークショップではある程度綺麗で加工し易い材料と工程があらかじめ用意されていることが多いのではないでしょうか。作品の完成度や作業時間、そして参加費などを考えるとその形式が一番効率が良いのでしょう。
ただ、作り易いとは言いがたい材料というモノと向かい合ってものづくりをするということは、立ち止まって考え想像し手を動かす事が増えるので、それとはもう一歩深いものづくり、そしてオリジナリティが生まれるようです。
ワークショップが始まってしばらくした時に何となくそんなことを考えていましたので最初の説明の他は参加者の手が止まった際に少しだけアドバイスをしたり話相手をするだけという控えめなスタンスをとりました。
実際には真鍮の釘が曲がってしまったり、板が割れてしまったりイメージ通りにいかなかったり、手戻りがあったりとそういったこともいくつかあったように思えます。しかしながらそういったことにもめげずにみなさんが最後にはオノオノの巣箱を完成させていました。
参加された方たちの「モノと向かい合う眼差し」、そして「手を動かし考え素材と格闘して形が出来上がっていく様」は見ていてとても気持ちの良いものでした。