彦島の星小屋の畳リビングです。以前お住まいだった家の居間のように畳敷きでごろっと出来る場所をというご要望があり薪ストーブと同様この計画の大きな柱になりました。 竣工して6年程経ちましたが大変好評いただいております。以前お邪魔したときにもその居心地の良さについつい横に、そして長居したくなります。 クライアントは友人や親類を招くことも多いということから面積以上の広がりに感じられる工夫や大人数での使い方ができる細かなしかけを幾つか入れています。 しかも冬になるとこたつを使われているので普通であればなかなかそこを離れたく無くなりますよね。でも、この住宅では薪ストーブを採用していますので、基本ストーブの暖房で過ごすことでこたつ以外の場所も居心地をよく温度差を小さくできていて今のところそんな心配が無いようです。 畳リビングは夜になると客用の寝室にもなります。法事でも使い易いです。畳のい草は壁の漆喰や天井の無垢板と同様湿度調整もしてくれます。快適に感じられる要素は沢山のことの集積なのですが、この計画では日本の昔からの畳の生活の良さを現代的にアレンジすることが出来た良い実績となりました。 その後自宅を設計した際にも用途や機能性にすぐれた畳の部屋を2室設けることになったりウズハウスのイベントスペースではシナ合板を畳のように貼る事で靴を脱いで大きな和室のような使い方をするイベントスペースを提案しました。 設計の仕事を長くしていても畳リビングのご要望は少ないのでお薦めの選択肢のひとつであることをここに記しておきます。ウズハウス3F:和室のようなイベントスペース
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鈴木浩介/建築家のmemo
by ksa-memo
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