昨年末から春にかけてとある個人住宅のための置き家具をデザインさせて頂く機会が有りました。デザインしたのは数種類のテーブル・サイドテーブル・椅子・大小ソファ・ベッドなどです。 すべてがオリジナルデザインでしたが、世の中に既製品が溢れている中で家具のデザインを考えることは、とても難しい一方でとてもやり甲斐のあるものでした。 例えばソファデザインでは製作メーカーに行って色々なクッションや仕上げ材を見て・感じて・考えながら色々な仕様を決めていきましたが、その道のプロであるメーカーの担当者とのディスカッション自体がエキサイティングで多くの学びもありました。 最終的には建築側(建築も弊事務所が設計)と素材や仕様を合わせることで置き家具なのに建築の一部のように感じられたり、カーテン類等も含めた色のコーディネートをすることでトータルとして空間をまとめることが出来ました。 また一方でシーンに応じて生地の肌触りや機能性・クッション性も意識的に変えていたりと細かい配慮も行なっていたりもしています。そんなことを考えながら皮膚に近い感覚で想像しながらデザインする過程が心地良いプロジェクトでした。 後日クライアントからは「細かいところまでよく考えられていることが使ってみて分かりました。」と嬉しいコメントを頂きました。 出来上がった家具の写真等はまた機会がありましたら。。。
by ksa-memo
| 2024-05-21 11:02
| 物
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鈴木浩介/建築家のmemo
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